毎日新聞が、「共産の2党員除名「やりすぎ」 統一地方選へ懸念の声も地方選挙」とのタイトルで、特集記事を掲載した。

やりすぎ



https://mainichi.jp/articles/20230323/k00/00m/010/045000c

 「共産党が、党運営を批判したベテラン党員2人を立て続けに除名処分にし、世論の批判に反論するパンフレットを発行した。これに対し、党内からは「イメージダウンを招く」と、4月の統一地方選への悪影響を懸念する声が上がっている。」ーーこう切り出した「毎日」は、この間の松竹伸幸氏と鈴木元氏の相次ぐ除名の動きの顛末を詳細に紹介、マスコミからの批判を「攻撃」と決めつけ、激しく反論するキャンペーンの様子などに触れた上で、次のように述べた。
 
~~~~~~~~~~~~~~

 だが、党指導部のこうした強硬姿勢には、党内から疑問の声も出ている。特に鈴木氏の処分に対し、地方のベテラン党員は「一緒に本を出版しただけで『分派活動』なんて言いがかりだ。処分は無理筋だ」と指摘。迫る統一選への影響も懸念し「時期が悪すぎる。無党派だが共産党に投票してきた人たちが離れるだろう。党中央はやりすぎだ」と非難する。2022年の参院選では、改選6議席から2減の4議席にとどまった。比例代表の得票数は約361万票で、前回19年の約448万票から大幅に減らした。党勢は低迷傾向で、統一選は巻き返すための重要な選挙となる。

 小池晃書記局長は20日の会見で、除名処分について「きちんと丁寧に説明していけば、理解していただけると思う」と述べ、あくまで処分は適正であると主張するが、党内の混乱を収束させることができるかは見通せない。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 マスコミは、「反共キャンペーン」という筋違いの攻撃を受けてもなお、党内の混乱を収束させることができるか、統一地方選挙を巻き返しとすることができるか、共産党の底力を発揮するのかどうかに注目しているのだ。